会長あいさつ

付加価値創造型のビジネスへの
転換に向けて

一般社団法人 長野県情報サービス振興協会
 会長 神澤鋭二

神澤会長

明けましておめでとうございます。皆様方におかれましては輝かしき新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、旧年中は、NISA の活動に対し、多大なるご支援・ご協力を賜り心より御礼申し上げます。

昨年の日本経済は、自然災害や米中貿易摩擦の影響により、景気の減速感が一部にみられたものの、好調な業績を維持する企業も多く、堅調に推移した年でした。

このような中、IoT、ビックデータ、AIなどの進化を受け、多くの企業がITを活用した新しいビジネスの創出やビジネスそのものを大きく変革するデジタルトランスフォーメーションに取り組み始めており、産業のデジタル化が急速に進展しています。

情報サービス企業は、このようなデジタル化に関わる需要をどのように取り込めるかが今後の成長の鍵を握るとも言え、顧客の情報化支援はもちろんのこと、顧客や社外のパートナーとの共創によるオープンイノベーションを実現するための新たな関係性を構築し、中長期的な競争優位を築いていく取組みが重要となってきます。

そのためには、顧客から選ばれるビジネスパートナーになることが不可欠であり、IT技術を武器にビジネスを創造・発展させ、新しい市場を創出するなど、産業のデジタル化のキープレイヤーとしての存在感を発揮していくことが求められています。

また、IT人材の不足が深刻化している中、時間外労働の上限規制や有給休暇の取得推進など、長時間労働の削減を実現しつつも、生産性を向上し付加価値を更に高めるなど、相反するこれらの課題に対して、新しい発想と技術で対応していくことも必要となってきています。

IT技術は情報サービス産業の枠を超え、あらゆる産業の事業を支える基盤技術へと進化を遂げつつあります。

情報サービス産業が将来に向けて発展を遂げていくためには、従来の労働集約型、課題解決型のビジネスから付加価値創造型のビジネスへの転換を図っていかなければなりません。

今年は、平成が終わり新しい元号となる節目の年でもあります。

大きな節目・転換期を迎えている今だからこそ、中長期的な視点でものごとを捉え、新しい時代を切り開くための様々な活動を積極的に展開していきたいと考えています。

最後になりますが、NISA 会員各社の益々のご発展と社員の皆様のご多幸、ご健勝を祈念申し上げ、新年の挨拶とさせて頂きます。

(2019年1月21日発行 「NISA news Vol.94」より)