新会長あいさつ

NISA会員間および産学官連携による
オープンイノベーションで新しい時代を

一般社団法人 長野県情報サービス振興協会
 会長 神澤鋭二

神澤会長

平成30年度NISA一般社団法人長野県情報サービス振興協会通常総会にご参集いただきまして誠にありがとうございました。

長野県からは産業労働部 創業・サービス産業振興室長 大槻覚様にもご臨席いただきまた、温かいご祝辞を頂戴いたしまして感謝申し上げます。

併せて、国立大学法人信州大学 産学官連携推進機構コーディネーター 一條範好様には「強みの連携」、工学部機械システム工学科准教授 中山昇様には「長野県から宙(そら)を目指す」と題しまして記念講演として素晴らしいご講演をいただきまして感謝申し上げます。

本総会および理事会にて役員改選が行われ、第五代会長に就任することとなりました。6年半の長きにわたりNISAをリードされた前会長の若林邦彦様および歴代会長に恥じぬようNISAの事業の活性化と長野県内の情報サービス産業の発展に向けて新役員一同邁進していく所存でございますのでご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

さて、昨今の情報サービス産業界を取り巻く状況は様々な変化に直面しているものといえます。

若林前会長も話題に触れられていましたが、情報技術を融合した事業変革、いわゆるデジタルトランスフォーメーションが自動車、金融、流通、製造業などあらゆる産業で起こっており、情報サービス産業には最新技術への早急な対応が求められると共に、情報サービス産業への他業種からの参入も激化しているのが現状です。

更にデジタルトランスフォーメーションの進展に伴うあらゆる産業でのIT人材需要の急増からIT人材の不足が顕著になっており、少子化の影響も含め情報サービス産業界の更なる労働力不足が懸念される中、小中学生のプログラミング教育をはじめとする情報人材の根本からの育成や情報サービス産業界に対する興味関心を喚起する取り組みも重要となってきています。

また、事業への大きな影響がある派遣法の改正への対応においては企業の雇用責任が増大しておりますし、一方では働き方改革に代表される多様性のある労働環境への対応や長時間労働の削減を実現しつつも付加価値を高める生産性向上が求められるなど、相反する課題を同時に解決することを要求されており、全く新しい発想と技術で労働に関する課題にも対応していかなければいけません。

このような状況の中、情報サービス産業の更なる発展を目指していく上では、個々の企業がそれぞれ全ての課題を解決していくことは非常に困難だと言えます。記念講演の中でも多くの示唆をいただいた通り、今後の活動では業種や立場を超えたリソースの連携による共創がカギであると言えます。NISA会員間をはじめとする同業他社との協業はもとより異業種を含めた産学官の積極的な連携によるオープンイノベーションこそが新しい時代を切り開いていく現在に必要なものだと考えます。

特に今あらゆる方面から注目され、その活用ノウハウや実装事例が広く望まれているIoT、AIといった技術は、デジタルトランスフォーメーション、生産性向上など重要なすべての課題解決に寄与するものであり、情報サービス産業はその重要な技術に一番近い位置にいることから、これらの技術への積極的な取組によってあらゆる外部リソースとの連携によるオープンイノベーションのキープレーヤーになりうるものと考えています。

本年度もNISAでは、各委員会で多くの事業が企画されております。積極的な事業への取組により情報サービス産業の発展を目指すと共に、長野県、信州大学をはじめとする様々な皆様との連携によるオープンイノベーションを推進し、新たな時代に向けた飛躍を目指していきたいと考えておりますので、皆様の ご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

(平成30年5月18日 「平成30年度通常総会」より)

NISA会長 退任御挨拶

一般社団法人 長野県情報サービス振興協会 前会長 若林邦彦

会員各位におかれましては、御健勝にて御活躍の事と心より御慶びを申し上げます。

私儀、先般開催されました、平成30年度の総会をもって退任させていただく運びとなりました、思い起こしますと黒坂前会長の急逝に伴い、後任として残りの任期をと暫定会長として御受けしましたが、その後の総会で何事も無かったような呆気なさで会長に再任され3期6年と合わせ、なんと7年に亘って務めさせていただく事に成ってしまいました、会員各位には多大な御迷惑をお掛けしました事を心よりお詫びいたします。

さて 明治開国時に旧来の「和魂漢才」から変じ「和魂洋才」と言う言葉が生まれました、日本固有の精神と文化を尊重し、欧米の技術を活用し経済の活性化を達成すると言う、しっかりと日本の立ち位置を礎にしての開国を標榜しておりました、その後の日本の急速な文化と経済の発展が、新たなアジアの経済大国としての役割を押し付けられ、壮大な理想の追求が大きな失敗となり、自信喪失の侭戦後70年を迎えております、将にこれからが日本の将来「繁栄か滅亡か」のスタート地点と言えます、今日まで20年余り日本はプライマリーバランスに重点を置く、余りに経済に通じない一部の政治セクターによって無駄な時を過ごしてしまいました、その結果、今迄日本の誇ったアドヴァンテージが全て失なわれてしまいました、教育、研究開発特に素材や新たな技術、インフラの整備etc…。

話は変わりますが、東京オリンピック直前に竣工した新幹線は当時日本にはお金がなく世界銀行から借り入れをして完成を見ました、今新幹線がない日本を想像することが出来るでしょうか、現在世界唯一の対外債権大国の日本が将来への投資を緊縮財政の犠牲にすることの愚かさを知るべきです、アジアの国々が直ぐ後ろに迫っています、我々の業界も積極的にフロンティアを切り開く勇気と覚悟が求められております、会員各社の大いなる発展を期待いたしております。

(平成30年5月18日 「平成30年度通常総会」より)