会長あいさつ

共に創る未来
NISAビジョンの実現に向けた取り組みの推進

一般社団法人 長野県情報サービス振興協会
 会長 神澤鋭二

神澤会長

NISA会員の皆様、こんにちは。2024年度通常総会の開催にあたりひと言ご挨拶申し上げます。

本日は、ご多忙中にもかかわらず、本総会に多くの皆様にご出席頂き誠に有難うございます。

また、長野県産業労働部産業立地・IT 振興課長片桐様におかれましては、大変お忙しい中、ご出席頂き重ねてお礼申し上げます。

本日の総会では、昨年度の事業報告/収支決算と今年度の事業計画/収支予算の議案のほか、第3号議案として「理事改選(案)」を上程しております。十分にご審議を頂いた後に、ご承認を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、日本企業の収益増加や堅調な設備投資、また、5月の連休も多くの観光客で日本各地が賑わうなど、日本経済は、コロナ禍からの景気回復基調が続いています。歴史的な円安や物価の高騰、労働力不足などの懸念があるものの、今後の持続的な景気回復が大いに期待されています。

情報サービス産業においても、企業の旺盛なIT需要やDX需要により比較的好調な業績を維持していますが、その一方で、ChatGPTなどの生成AIの急速な普及や企業のDXへの取り組みが進む中、情報サービス企業に対して求められる技術や期待は確実に変化しています。

当協会(NISA)は、長野県内の情報サービス産業の健全な発展と産業の情報化を推進し、地域社会の活性化に貢献することを目的としています。このような場で繰り返し、お話ししていますが、多くの企業がDXを推進する中、我々が期待される役割を果たしていくためには、技術の進化に対応し、市場変化や顧客ニーズに 柔軟かつ迅速に対応していくことが不可欠です。「IT」という強みを活かして、顧客と共に新たな価値を創造し、顧客や社会から信頼される真のパートナーへと進化していくことが、我々情報サービス企業に求められています。

これまでも、「信州ITバレー構想との連携」、「AI·IoT等の利活用の推進」、「SDGs活動の展開」など、新たな取り組みを積極的に進めてきましたが、今年度は、それらの取り組みに加えて、「デジタルガバナンス・コードヘの対応」を進めていく予定です。先日の理事会でNISAの「ビジョン」と「DX推進戦略」について承認を頂きましたが、新しい時代に相応しい情報サービス産業の発展と「NISAビジョン」の実現に向けて、本年度も様々な取り組みに積極的に挑戦していきたいと存じますので、引き続きご支援・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

最後になりますが、本日お集り頂いた皆様、並びにNISA会員の今後の益々のご発展とご健勝を心から祈念致しまして、私からの挨拶とさせていただきます。

(2024年5月17日 2024年度通常総会より)