会長あいさつ

新たな時代に相応しい
情報サービス産業の発展に向けて

一般社団法人 長野県情報サービス振興協会
 会長 神澤鋭二

神澤会長

NISA会員の皆様、こんにちは。2025年度通常総会の開催にあたり、一言ご挨拶申し上げます。

本日は、ご多忙中にもかかわらず、本総会に多くの皆様にご出席頂き、誠に有難うございます。また、長野県産業労働部産業立地・IT振興課長 片桐様におかれましては、大変お忙しい中、ご出席頂き重ねてお礼申し上げます。

本日の総会では、昨年度の事業報告/収支決算と今年度の事業計画/収支予算の議案を上程させていただきます。十分にご審議を頂いた後に、ご承認を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、コロナ禍からの景気回復基調が続く中、米国の関税政策などを背景に、世界経済の不透明感は一層強まり、今後の日本経済への影響が懸念されています。一方、AIやIoT、次世代通信などのテクノロジーは急速に進化しており、情報サービス企業に対して求められる役割や期待も大きく変化しつつあります。

当協会(NISA)は、長野県内の情報サービス産業の健全な発展と産業の情報化を推進し、地域社会の活性化に貢献することを目的としています。このような場で繰り返し、お話ししていますが、多くの企業がDXを推進する中、我々の目的を実現し、情報サービス産業が更に発展していくためには、飛躍的に進化する情報技術への対応力を高めながら、様々な課題解決に取り組むユーザ企業と伴走し、新たな価値を創造していくことが不可欠です。顧客や社会から信頼される真のビジネスパートナーへと進化していくことが、我々情報サービス企業に求められています。

これまでも、当協会では「信州ITバレー構想連携事業」や「AI・IoT等の利活用の推進」などの取り組みを積極的に進めてきましたが、昨年は「NISAビジョン」と「DX推進戦略」を策定し、2025年3月には、経済産業省から「DX認定事業者」として認定されました。新しい時代に相応しい情報サービス産業の発展と「NISAビジョン」の実現に向けて、本年度も様々な取り組みに積極的に挑戦していきたいと存じますので、引き続きご支援・ご協力の程よろしくお願い申し上げ ます。

本日は、総会終了後の午後4時から講演会、その後に懇親会を予定しております。講演会では、 元宝塚歌劇団の朱紫令真様に、「信州から夢の宝塚歌劇の世界へ」というテーマでご講演頂きます。信州からタカラジェンヌを目指し、その夢を叶えられたご経験について、色々なお話を伺えるのではないかと楽しみにしております。

最後になりますが、本日お集り頂いた皆様、並びにNISA会員の今後の益々のご発展とご健勝を心から祈念致しまして、私からの挨拶とさせていただきます。

(2025年5月16日 2025年度通常総会より)